他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「26世紀青年」 感想 ネタバレ無し

バカしか居なくなった世界、デストピアコメディでした。

 

2006年 アメリカ

監督:マイク・ジャッジ

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。

 

 ※今回はネタバレ無しです。

 

 

すごく安っぽくてB級感あふれる映画なのですが、面白かったですこれ!

デストピアものの傑作という噂は聞いていたのですが、実際にジャケットをみて「26世紀青年」という題名や、写真の安っぽさにちょっとだけ不安になったのですが、いや最高でした!原題はIdiocracy(イディオクラシー)という造語で、バカ主義って感じだそうです。邦題酷いですな・・。ですが本当に面白かったです。

 

現代社会、IQが高く社会的地位が高い人たちは計画的に子供を作ろうとして時期を逸してしまいますが、IQの低い貧乏な人たちは避妊をせずにガンガン子供をこしらえます。配偶者のみならず、隣の家の、さらにとなりの女性まで孕ませていきます。そしてその子孫達も同じような生活を送って子供を増やし続けます。

で、結局、IQの高い人の血は途絶え、低い人のみが繁殖して、500年後のアメリカでは生きている全員がバカになってしまってます。 

そこに、手違いから現代の最も平均的な男が500年後の世界に行き、世界一の頭の良い人になってしまい・・というお話。

 

500年後なのですが、文明は発達しておらず、テクノロジーは現代とさほ変わりません。最初はそこに違和感を感じていましたが、進歩させるような人が居なくなったからなんですね。

バカが進んだ世界では、人々はマッチョと性と低俗なバラエティにしか興味がなくなっています。その例を挙げたいのですがそんなディティールの一つ一つ、本当に面白いので、興味が沸いた方は是非ご覧になって確かめてください。

 

私は、「現状のまま行くと、きっと現実もこんな感じになるのか?」と考えましたが、いやいや、太古の昔より知能指数や利口な人とバカな人は共存してきたわけで、これまでもこれからも変わらないハズだよと考えてほっとしました。

ですが、生活レベルの高い人が計画的に子供を作るようになったのっていつごろから?実は結構最近なんじゃないのか?ということは、いにしえより続いてきている状況とは変わってきているのかも?と結構不安になってきました。だって生物学的に言うと、繁殖能力に圧倒的な差があるわけですし、その世代の新陳代謝も10年~20年単位で差があるわけですから。

 

とりあえず個人的には、情報は複数のソースから得るようにしてメディアやネットのみに偏った考えにならないこと。そしてちゃんと自分で考えること。それを意識しようと思いました。

ですが、世界の傾向として突き進んでいる価値観と自分が異なってしまう場合、それはそれで面倒な気もします。馬鹿は馬鹿なままで、ある程度流されて疑問を持たないという生き方のほうが、楽しい人生を送れるのかもしれません。

 

本作品は2006年のアメリカ製。アメリカでもほとんど上映されなかったそうですが、アメリカ人に対する私の勝手なイメージからすると、本気で国民全員が一度は見たほうが良い気が・・、失礼を言いました。

 

本当に下品でお馬鹿なので、この映画の世界では淘汰されてしまったような上品な方々は見ないほうが良いかも。また付き合いたてのカップルや子供がいるご家庭では止めたほうがよいと思います。

ですが、85分という短さもありますし、この手の映画を楽しめる人なら本当に楽しく時間を過ごせると思います。私はもっともっとこの世界を見ていたかった!

 

翌日追記

私の知能は多分、この映画で言うと平平凡凡の主人公の立場と思うのですが、現代においても圧倒的に頭の良い人は、周囲がバカばっかしで、この映画がリアルなのでしょうね。

バカなくせに、くだらない方向に寄ってたかって集団で流れを作ってしまって、自分はダメだと分かり切っている流れに巻き込まれることになって、案の定みんなで酷い目にあって、その元凶どもが反省も後悔もせず、他人を責めていると。

そんな想いを人生で何度もするのでしょうね。賢くない一般市民の想像にすぎませんが、そう思うとちょっぞっとしまして、普通の頭でよかったなぁと思うわけで。。

大人になってからあくせく頑張って勉強するなんで、むしろデメリットなのかなぁ・・。