他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「キスキス、バンバン-LA的殺人事件」 感想 ネタバレ

ヴァル・キルマーが太ってる・・

 

2005年 アメリカ

監督:シェーン・ブラック

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。

 

 ※今回はちょっとだけネタバレアリです。

 

どのようなジャンルか見当もつかないまま観たのですが、サスペンスコメディでした。

 

アイアンマン以来、大・大・大成功を収めているロバート・ダウニーJrの、復活のきっかけとなった作品と言われているようですね。頭も弱そうなキャラを演じています。後のシャーロック・ホームズを知る立場としては信じられないですが、本当にダメな男に見えるのは、さすがの演技力ですね。「8%しかないのに・・」には噴き出してしまいました。後にスーパーヒーロー役として身体を張る彼が、このときは別の意味で身体を張っています。ガチで男とキスするのです。

 

キスのお相手は、あのヴァル・キルマー。私は昔、なぜか「セイント」という映画が好きで、繰り返しレンタルしてきて見てました。その映画で主演を務めたヴァル・キルマーは、甘い2枚目という感じではなかったですが、きりっとスマートで、スタイリッシュな映画のイメージに良く合い、アクションとともに演技が上手いイメージでした。確か、ロシア語をネイティブっぽく話す練習をするシーンがあって、それが本物にしか聞こえなかった記憶があります。演技の上手い下手はわからずとも、母国語と異なる発音の難しさはわかるので、「演技でここまでできるのか!」と驚いたものでした。

 

そのキルマーさんが、なんと貫禄たーっぷりに太っておられて・・。イメージとのあまりのギャップにびっくり。「あの演技派なら、役作りのために太ることもあり得る!」と納得させてみようと試みましたが、人生で初、「ヴァル・キルマー」とGoogleに入れてみたところ、いきなり「太った」と検索語が出てきて唖然。画像を見たら・・。

ま、まぁその写真に比べたら、この映画ではまだ貫禄ある程度の体型です。

 

映画はNYからLAに来たロバート・ダウニーJr演じる盗人のハリーが、ヴァル・キルマー演じる”ゲイ”ペリー、そしてハリーの幼馴染のミシェル・モナハン演じるハーモニーと出会い、事件に巻き込まれていく顛末です。

ハリー、ペリー、ハーモニーっていいリズムですね。

低予算っぽいですが、演者の力でリッチな作品に見えます。ミシェル・モナハンさん魅力的だな~。

 

映画は、ハリー(というかダウニーJrかな)がこの映画の状況を、メタ的に説明しながら進みます。観てる側が突っ込みを入れそうなベタなシーンも、「わかってるわかってる」と言いながらやってしまってます。

全体的にこんなコメディタッチの軽いノリで進みますが、ハリーとペリーに友情が育まれていくのがすきでした。最初、ペリーは「ゲイと言われるが、ゲイじゃない」と言っていますが、映画の終盤ではゲイであることを隠さず、しかも二人ともに父親から虐待を受けていたことを告白しあいます。お互い肩をポンポンと抱くように、「わかってるよ」と言ってあげているように。

 

ハーモニーのヌードが出たり、下ネタ的な会話が出てきたりで、家族で観るのはちょっと難しいかもですが、一人、あるいは大人同士なら楽しく観られる作品だと思いますよ。