他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「イップ・マン 葉問」 感想 ネタバレ無し

カンフーも映画もすばらしいものの、個人的にノイズが・・。

 

2010年 香港

監督:ウィルソン・イップ

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、防備録の感想駄文です。

 

※今回はネタバレなしです。・・があまり良い印象でなかったので、そんな感想を読みたくない方はご遠慮ください。

 

この作品の原題は、葉問2というものです。分かりづらいのですが、続編なんですね。

日本ではこの2のほうが先に公開されたそうで、その後のイップマンの邦題には、「序章」というサブタイトルがつきました。

 

私はこの「序章」を先に見ていました。ドニー・イェンさんのカンフーは素晴らしかった!素晴らしかったのですが、反日描写が強すぎて、残念ながら乗れなかったのですよ。。大衆向け勧善懲悪ものであり、反日映画というジャンルも確立されたものであることは頭では分かっているのですが。

特に日本兵が子供に銃を向けて「バンバン」と遊んでいるシーン、その描写は反則だろう!と怒りに近い感情になったのを覚えています。

 

で、だいぶ間を空けて感覚を忘れたころに続編の今作を観たのですが、序盤のモノクロっぽい画面から前作の感じを思い出し、さらに前作の映像もちょっと流れ、またイヤな気持ちになってしまい・・。またまた乗り切れませんでした。

 

今回は英国統治下の香港が舞台で、ひどい英国人が出てきます。実際こんなヤツもいたでしょうし、改めて、勧善懲悪の大衆娯楽というのは分かってはいるのですが、かえって英国人観客や出演者に勝手に感情移入してしまって、映画そのものの良さに関わらず、どうも素直に楽しめませんでした。こちらもちょっと合わなかったようです。

 

アクションもすごかったですが、私は「序章」の空手軍団との対決が非常に印象に残ったこともあり、かえってあちらのほうが良かったかも。

ただ、私はカンフー映画に疎いのですが、なんせサモハン・キンポーさんの現役アクションが見られ、いろいろな作品に対するオマージュなどもあるそうなので、純粋にカンフー映画として楽しめる人には良いと思います。