他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「世界にひとつのプレイブック」 感想 ネタバレ

映画の序盤の感じから、こんなさわやかな気持ちになれる話とは思いませんでした。

  

2012年 アメリカ

監督:デビッド・O・ラッセル

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

 

※以下ネタバレありなので、ご注意ください。

 

鑑賞後にあらすじを見ると、「妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパット」と書かれていたのですが、私はパットはずっとそういう人だったのだと思っていました。もちろん悪化はしたのでしょうが、あの親や兄を見ていると、原因が浮気からの出来事のみとは思えないぐらいしっくりきていたのです。

そんな彼と、あのルックスでいきなりぶっ飛んだ登場をしてくれたティファニーのキリキリするようなやり取りで、結構厳しい話になるのかな~と覚悟をしていたのですが。。

 

なんとなんと、話はスポコンダンス大会の話となり、みんな精神的にも落ち着き、家族を巻き込んでのハッピーエンド!いやーまさかのホッコリコメディだったのでした。

 

私が特に印象的だったのは、パットが頑張る姿に受ける感じの違いでした。

まずパットは自分がより良くなれば妻が帰ってくると信じ、「Excelsior(より高く)」という言葉を信じてダイエットなど頑張るのですが、これが私には痛々しく移ります。なんとなく私自身がやってしまう、頑張りにすがる感じを見せつけられた居心地の悪さも感じたりして・・。

一方、ダンス大会で5点を目指して頑張る姿には、とてもポジティブな気持ちになれます。いざ結果が出た時も、周りの同情的な雰囲気とは裏腹に、パット達は見ているこちら側と同様、大喜び。

 

共に、「周囲の評価は関係なく、自分が求めるもの」を求めて頑張る姿なのに、この二つのエピソードは全く逆に映ったのが印象的に感じたのです。何がちがうんでしょうね。自分が頑張るだけの話なのに。

 

精神的な苦しみが見える序盤に比べ、どんどん世界が好転していくような後半、幸せな気分になれます。

 

そして特筆すべきは、ジェニファー・ローレンスのかわいらしさ!いや、怖いんですけどね、実際にこんな人がいたら。でも、苦しんでいるが故見せられる優しさ、いじらしさとか、まぁ最高。

最後の「私のこと好きなの?」って言うニュアンスも最高でした。

 ラブラブな話ではないので、そういうのが苦手な人でも楽しめると思います