他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

フィルム初心者によるEOS-1Vとフィルム撮影の感想

キヤノンさんの最後のフィルムカメラ、EOS-1Vの販売が終了となりました。

 

cweb.canon.jp

 

 

時代的に仕方ないのかもしれないですね。。

一方でフィルムカメラを使うユーザも増えているとも聞きます。

私はカメラ初級者で、デジタルカメラの後にフィルムを使いました。

 

最初にCanon FTbという機械式カメラを購入、

tarijiri.hatenablog.com

このカメラも今でも現役。フィルム入れっぱなしで、時々散歩に持ち出しては1~3枚程度パチリとやっています。

子供撮りというよりは、スナップ用が多い感じ。

 

FTbも楽しいのですが、露出に厳しいというポジフィルムに手を出そうとして自動で露出を合わせてくれるEOS-1Vを中古で追加購入したのが2年ほど前。

当時のことを纏めていました。

tarijiri.hatenablog.com

 

そんな視点から、EOS-1Vを使って約2年経った感想と初心者のフィルム撮影について感じていることを、何かしら参考になればとシェアしたいと思います。

 

EOSシステムの歴史

EOS-1Vは2000年に発売されたカメラであり、フィルムカメラです。

でも、EOSという名の付くEFマウントのカメラでもあります。

なので現行のデジタルEOSと同じシステムであり、私がキヤノンデジタルEOS用に購入した・・

レンズや

f:id:tarijiri:20180601034829j:plain

 

スピードライトなどのアクセサリなど

f:id:tarijiri:20180601034858j:plain

 

そのまんま使えるのです!

 

自分の資産をそのままフィルムでも使えるこれは嬉しいことであり、EOSの歴史の積み重ねを感じました。

 

EOS-1Vを選んだことについて

購入時の経緯を纏めた前述のエントリには、他のフィルムEOSと迷ったと書いていました。

で、実際に使ってみると・・うん他のカメラでも良かったかも(笑)。

 

1Vで良かった点は、何と言っても視野率100%で広い光学ファインダー。これは醍醐味です。でも後はボディの頑丈さとかシャッター音の高さや大きさといった私の好みの部分。

 

それ以外で言うと・・今どきフィルムで連写することもないし、静物撮りや子供たちの日常しか撮らないし、AFも中央一点しか使わないし。私はフィルムでは露出はあまりいじらずPモードがメイン。使うとしてもAVぐらいでマニュアルはしたことがありません。ということは操作性に若干劣る普通にKISSでも変わらない。

f:id:tarijiri:20180601035641j:plain

 

EOSカメラであるメリットは書いた通りですが、EOSであればずっと安いエントリーでも写りや撮りやすさ、楽しさは変わらなかったと思います。

フィルムのEOS Kissとか1000円ぐらいで買えるでしょうから、仮に壊れて修理期間が終わっていてもどんどんと買い替えちゃえばいいわけですからね。

もし気軽な気持ちで使ってみたいならば、安いフィルムEOS Kissあたりから使ってみるのをお勧めします。

 

でも、フラッグシップの志のこもったカメラというのは感じるし、使っていて楽しい。

私は1Vを買ってよかったです。

 

フィルムでも、簡単

露出の3原則は今もフィルム時代も変わりません。

なのでフィルムEOSでもカメラ任せで露出を合わせて撮ることもできれば、ハイキーローキーも指定するだけで適切に合わせてくれます。

 

特に難しいとされるポジフィルムでの撮影も、初めての体験でも全く問題ありませんでした。

tarijiri.hatenablog.com

 

今年の桜の季節にも、沢山の花と子供たちの姿を美しく残すことができました。

なので初めての方でも自動露出のEOSを使えば簡単にきれいに撮ることができますよ。

 

ネガ・ポジでしか撮れない雰囲気

デジタルと比べて、フィルムカメラはお店に持って行って現像をお願いと受け取りをしなければいけないしずっと高い。

 

なのに私が(多量ではないですが)今でもフィルムカメラを使い続けているかというと、ネガフィルムにはネガフィルムにしかない、ポジフィルムにはポジフィルムでしか撮れない写真があるからです。

 

ネガの優しいような柔らかいような写真は、すべてが過去になっていく切なさを含むように感じます。これで子供や家族や変わり続ける街を撮ると、本当に雰囲気が良いんです。

f:id:tarijiri:20180601035059j:plain

 

そしてポジは何と言っても鮮やかさ!デジタルではなくアナログで鮮やかな画像が残るという、データではない特別な「モノ」。

f:id:tarijiri:20180601035127j:plain

 

いずれもデジタルカメラには無い良さなのです。

※Fujiフィルムさんのカメラにはフィルムシミュレータという機能があるので、それでは撮れちゃうのかもしれませんが・・使ったことが無いのでごめんなさい

 

現像に出すというワクワク感もフィルムならではですね。

だから私は今でもそしてこれからも、時々はフィルムを使っていくでしょう。

 

以上です。

 

1V販売の終了はキヤノンさんがフィルムをついに手離したということ。

分かってはいますがちょっと寂しい気持ちもあります。

でも今でも企業努力のおかげでフィルムは販売しているし、中古で安いカメラも沢山売っています。

 

興味のある方は是非今のうちに、一度試してみるのはいかがでしょうか。

 

以下、1Vで撮ったネガフィルムの写真です。

別エントリでバッテリーグリップの外し方などを纏めるかもしれません。・・需要は無いでしょうがw

 

f:id:tarijiri:20180601035200j:plain

f:id:tarijiri:20180601035232j:plain

f:id:tarijiri:20180601035301j:plain

f:id:tarijiri:20180601035356j:plain

f:id:tarijiri:20180601035413j:plain

家族旅行カメラで6D2を使ってみた個人的な感想

先日、箱根への一泊家族旅行のブログをアップさせていただきましたが、その旅行に持って行ったのはフルサイズのEOS 6D Mark2でした。

 

こちらの組み合わせ一本勝負。

  

 

フルサイズということで画質は良いのですが、ボディとレンズが大きく重くなります。

それでも丸二日間この組み合わせでがっつり使ってみたくて、持っていくことにしました。

 

6D2を半年使ってきて改めて感じたことと同時に初めて気づいたこともあったので、その感想を纏めてみたいと思います。

あくまで個人的な感想なので、参考程度にお願いいたします。

 

持ち運びについて

子供たちがまだ小さいので、抱っこだったり手をつないだりというのがしょっちゅうあります。

カメラをブラブラさせないようにたすき掛けに、しかも身体に密着させたい。

そのうえで撮影の際には広く取りまわせるような十分な長さが欲しい。

 

ということでこちらのストラップに装着することにしました。

f:id:tarijiri:20180513215033j:plain

 

これは以前下記エントリに纏めてたもので、ニンジャストラップというものでストラップの長さを即変えられる便利もの。

tarijiri.hatenablog.com

 

C-Loopを三脚穴にねじ込むだけなので重いカメラやレンズが落ちてしまうことが心配でしたが、この組み合わせであっても全く問題無しでした。

むしろ移動中は身体に密着できる分、カメラ+レンズの重さもあまり感じることはなく、家族旅行へのカメラサイズへの不安は解消されました。

 

フルサイズであること

フルサイズのメリットの一つである、ボケの量。

ポートレートのように大きく撮る場合はとても魅力的。

 

しかしながら家族写真の場合ぼかすような必要はなく、思い出写真としてはパンフォーカスの方が好み。

また被写界深度が浅くなることから、二人以上を一緒に撮った時にピント合わせた以外の子がボケてしまうかもという心配がありました。

 

実際に試したところ広角で、しかもちょっと離れて撮る機会が多かったので特に問題は無しでした。

f:id:tarijiri:20180513222143j:plain

 

もちろん中望遠で個人を狙った場合はピントが合うのを一人にすることもできるので、ちゃんと使い分けができました。

APS-Cでもレンズを使えば同じようには撮れますね。

 

画質の良さについて。

やはり画質も良いのは当然ですが、家族写真としてならば今どきの大抵のカメラであればきれいに残すことができると思います。

※ここでいう「きれい」とは、顔や表情がしっかりと写っている、後から見返して残念にならないような写真、という意味です。

そういった意味では特にフルサイズであるメリットも無いかな。

 

ただ、宿の中など暗い場所でも簡単にノイズの少ない写真が残せるのはフルサイズならではですね。

f:id:tarijiri:20180513222440j:plain

  

OVF機であることのデメリット

動きものを撮る機会は少ないのに私は未だに光学ファインダーが好きです。

ただし、EOS M5というこちらもお気に入りのEVFカメラを日常的に使っているので、EVFの便利さを知っている・・というか正直なところOVFの不便さを感じることが多々ある様になりました。

 

家族写真用でも同様です。

まずライブビューについて。

近頃のキヤノンさんのライブビューは、とても優秀と感じています。いわゆるデュアルピクセルCMOS AF+顔認証は早いし正確に追いかけてくれます。子供撮りにはとても便利です。

ライブビューだと自由な位置にカメラを置けるので、家族全員を納めるためにちょっと持ち上げて広く撮ったりというのがやり易いんですね。視野も広く保てるので安全でもあります。

なのでこういった場合ではライブビューでの撮影がむしろ多いことに気付きました。

 

6D2のライブビューもとても使いやすいです。

なのですが6D2はあくまで一眼レフなので、ライブビューがデフォルトではありません。一端ボタンを押下してミラーアップしたライブビューモードに移行してからでないと撮影に入れないのです。急に動画を撮ろうとした場合も同じです。

 

その後にファインダーをのぞいて撮ろうとすると、ミラーが上がっているので逆にそれを戻す必要がある。

こんな機会がこの旅行中にも何度もありました。

 

デフォルトがライブビュー、EVFを覗くと自動的に表示されるミラーレスの方が家族写真にはいいなと正直感じてしまいました。

 

またこれは家族写真に限らずなのですが、晴れて眩しい時は撮影した写真を背面液晶で見辛くなることがあります。今回の旅行でも二日目はとても天気に恵まれたので、この状況になってしまいました。

これもEVFだと覗き込むことで光の影響を受けずに確認できるので、そういった意味でも不便と感じてしまいました。

 

OVF機としてのメリット

一方でメリットもあります。今回感じたのが電池の持ちが良いこと。

今回始めてGPS機能を付けっ放しで使ってみたのですが、一日動画と写真500枚ぐらいとって十分持ちました。6D2の購入キャンペーンで頂いた予備バッテリーも持っていったので、翌日はそれに替えて余裕でした。

※私が持っているEOS M5は単体でのGPS機能がありません。スマホ連携が必須。

 GPSを簡単に使えるのは6D2の良いところですね!

 

私が持っているミラーレスだと頻繁に電源のON/OFFしないと1日は持ってくれないので、電池の持ちはレフ機のメリットですね。

電源ONの手間が減らせる分、子供が面白いことをした時など直ぐに写真を撮れるのも良いですね。

 

そして何より、一眼レフは撮っていて気持ちがいい!

 

まとめ

あくまで個人的な感想で恐縮ですが、家族旅行用のカメラとして6D2を使ってみて感じたのは、

・サイズはストラップをうまく使う事で我慢できた

・画質面でのメリットはそれほど感じなかったけど、暗い場所で綺麗に撮れたのはよかった

・一眼レフよりも、ライブビューがデフォルトでありEVFも自動で表示してくれるミラーレスの方が使いやすいかも

というところでした。

 

一眼レフは楽しいですが、そんなに気合い入れなくて良いかと(笑)。

次回の旅行はやはりミラーレスに戻そうかなと思います。

勝手な感想で失礼いたしました。

 

父としての朝の時間の使い方 2018年5月版

フルマラソンサブスリーを目指し、まずは運動をする習慣とその楽しさを身に着けようとしています。

 

朝なんとなくジョギングしていましたが、サブスリーを目指すブログで書いた通り、朝走る時間について基準を設けました。

tarijiri.hatenablog.jp

 

詳細はこちらなのですが、出勤のために家を出る1時間前までにはシャワーも終える、ということを決めました。

シャワーを終えたら、仕事着を着ます。

 

で、それによりその1時間の使い方もだいたい決まりました。

というわけで私の今現在の朝の1時間について書き残して見ようと思います。

 

朝の家事、朝食の準備、自分の食事:15分

この時間は1時間の中で細切れですね。

朝の家事はいま減っていまして、昨夜洗って乾いている食器を片付けたりとかテーブルを拭いたりとか、子供たちに朝食を用意したり牛乳をあげる程度。

使った皿を洗ったり夕飯のためのお米をタイマーでセットしたりもします。

 

長男の朝勉:15分

子供たち全員公立学校だけを目指す、という我が家の挑戦のために始めた長男の朝勉、いまだに継続しています。

 

tarijiri.hatenablog.com

もう一年になるんですね。

 

今はリビングのテーブルでドリルを使って2年生の復習。あとは授業でやっている算数の復習。

私は同じテーブルの横か向かいに座ってノートPCでゲーム開発に挑戦などしています。

で、ドリルにマル付けをして朝勉は終わり。

 

「お話出てこい」を娘二人と聞く:15分

朝の時間、子供たちがYoutubeやテレビの取り合いで毎日喧嘩になっていたということで、朝の視聴は禁止となりました。

 

その分、何を娘たちにやらせるのか。

娘たちはもうすぐ6歳ともうすぐ4歳。まだ一人で本を読むのも難しい。

ということで、こちらのラジオ番組を録音しておいてそれを聞かせることを始めました。

www.nhk.or.jp

 

この番組、本当に昭和のままパッケージしてきたような、今となっては独特の雰囲気があります。

 

娘たちをほっぽって聞かせようとしてもそれは無理なので、この時間は私も娘たちと一緒に座って聞きます。

長女の方は2回に1回は集中して聞けるようになってきました。

現代っ子は音は映像とセットなので、話だけ聞いて頭の中でイメージするのが良い・・んじゃないかなと期待しています。

この時間、私は歯磨きなどもしちゃいます。

 

長男のサッカーの練習:15分

長男のために、こんな本を買いました。

 

サッカー上達のためのマインドとメソッド

サッカー上達のためのマインドとメソッド

 

 

ボールを止める、ボールを蹴るなど、ひとつひとつの技術について意識するべきこと、目指すことがしっかり描かれている本です。

まずは最初の「ボールを止める」から私と長男で読んで、それを練習しています。

 

これは家の中ではできないので、私も出勤の準備をして二人で近所の公園に行きます。

短い時間のパス練習だけですが、目標をもって取り組めるので長男のスキルも上がってくれるのではないでしょうか。

 

ちなみに私は全くのサッカー未経験者なのですが、はっきり言ってトラップ上手くなってきた気がします(笑)。

このまま私は出勤します。

 

以上です。

時間はだいたいではありますが、毎日こんな感じになっています。

改めて子供たちに時間を取られている日々であることを思い知りましたが、彼らが習慣付けることの良さに、いつか気付いてくれたら嬉しいなと思います。

長男が一人で遊びに出たこと

日曜日、家族全員お休みの日。午前中。

小3の長男が一人で公園に遊びに行きました。

 

そこは児童館と一緒になっている場所で、小学校のお友達がたくさんいます。

思いついたかのように、「今日○○公園に行きたい」と言って行ってしまいました。

 

週末は家族でいるのが当たり前。8年近く続いていました。

休日の朝は、まだどこのお店も開いていないから遊びに行く場所を考えるのが大変だったのに。

今までも別の友達のお宅に行って不在の時はありましたが、ついに長男は自分一人で決めて遊びに行ってしまったのです。

 

「行ってきまーす!」と元気に飛び出していった長男。

妻が「いよいよ長男くんも一人で遊びに行くようになったね・・」と呟いていました。

私と同じことを感じていたようです。

 

いつもの子供の成長を感じた時と同じように、9割のうれしさと1割の寂しさ。

特に第一子である長男は親に初めてを沢山経験させてくれるので、そういった喜びと寂しさを味あわせてくれます。

うん、成長しているしお友達とも仲良くできているようで嬉しい! 

 

帰ってくる時間はお昼前と決まっていて、昼ご飯を食べたら友達に家に遊びに行く約束があり、その後夕方からサッカーがあります。

休日にこんなに遊ぶエネルギーってすごい(笑)。

 

とにかく交通事故だけは気をつけさせているので、今しかできない遊びを思い切り楽しんでほしいと思います。